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知ることで世界は広がる
 
PRIDE MONTH 自分らしさを祝福しよう
 
世界各地でLGBTQ+の人々の権利、コミュニティーへの支持を示す啓発的なイベントやパレードが行われるプライドマンスを記念してLGBTQ+をテーマにした小さいふが生まれました。

映画を通してLGBTQ+のことをもっと知ってほしいという願いから、デザインにはLGBTQ+コミュニティの象徴でもある、すべての人が自分らしく生きられる多様性を表現したレインボーカラーと、LGBTQ+をテーマとした映画のタイトルが散りばめられています。
 
 
今改めてオススメしたいLGBTQ+映画
 
デザインを手がけた、映画ライターもされている仲谷暢之さんによる、LGBTQ+の映画を紹介するコラム「テアトル虹」を1年間に渡って連載します。

毎月数本の映画をご紹介していただき、小さいふと映画を一緒に楽しみながらLGBTQ+の理解も深めていくというコンセプトです。小さいふと合わせてお楽しみください。

仲谷暢之
大阪生まれ。吉本興業から発行していた「マンスリーよしもと」の編集・ライティングを経て、ライター、編集者、イベント作家として関西を中心に活動。
 


第1回「ジュディ 虹の彼方に」

「ブリジット・ジョーンズの日記」シリーズや「シカゴ」のレネー・ゼルウィガーにゴールデングローブ女優賞や、アカデミー主演女優賞をもたらした「ジュディ 虹の彼方に」。ゲイのイコンであるジュディ・ガーランドの晩年を描いたドラマ。
 



第2回「ヘアスプレー」

ディバインという稀代のドラァグクイーン(その容姿はディズニーアニメ「リトルマーメイド 」の悪役アースラのモデルになったほど)が主人公の母親役!を演じたカルト作品がまさかの舞台化!
 



第3回「スーパーノヴァ」

今回は新作。7月1日(木)から公開されている「スーパーノヴァ」は、長年連れ添ってきた男性たちの愛と喪失を描いた作品。
サムは20年来のパートナー、タスカーを連れて思い出の地や友人たちを訪ねる旅に出る。 実はタスカーは2年前、若年性認知症と診断され、その症状は緩やかだが確実に進行している・・・。 イギリスの湖水地方をキャンピングカーで巡る旅は、自分たちを見つめ直す旅でもあった。
 



第4回「シャイニー・シュリンプス!愉快で愛しい仲間たち」

7月9日(金)から公開されている「シャイニー・シュリンプス!愉快で愛しい仲間たち」
元オリンピック・銀メダリストの水泳選手マチアスはインタビューで同性愛者へひどい言葉を投げかけ、その処罰としてゲイのアマチュア水球チームのコーチをすることになったものの、その「シャイニー・シュリンプス」は超弱小チーム。
彼は三ヶ月後に開催される世界最大のLGBTQ +五輪である「ゲイゲームス」に出場させるミッションを課せられるが・・・。
 



第5回「Summer of 85」

8月20日(金)から公開される「8人の女たち」や「ぼくを葬る」、「2重螺旋の恋人」などのフランソワ・オゾン監督最新作。
ノルマンディの港町ル・トレボール(おそらくエリック・ロメール監督の「海辺のポーリーヌ」で描かれたところかも)に住む16歳のアレクシスは、友人から借りた小船で海を漂っていた時、悪天候に見舞われ転覆、そこで二つ年上の青年ダヴィッドという青年に助けられる。その出会いによって、二人にとっては忘れられない夏となる・・・。
 



第6回「プリシラ」
 

オーストラリア、シドニーにある場末ムード漂うバーで、ドラァグクイーンのミッチがシャーリーンの「愛はかげろうのように(I’ve Never Been to Me)」をリップシンク(口パク)ショウをしているところからはじまる。そんな彼の元に、ある人物からオーストラリアのど真ん中に位置するアイススプリングスのホテルでショウをやってほしいという依頼が舞い込む。

そこでミッチは長年の恋人を亡くしたばかりで塞ぎ込んでいるバーナデットと、若さが武器のイケイケドンドンなフェリシアを誘い、“プリシラ号”と名付けた古ぼけた大型バスに乗り込み、シドニーから3千キロも離れた、砂漠のど真ん中にあるホテル目指して旅立つが、その道中、彼らには様々な現実を突きつけられことに。

 



第7回「君の心に刻んだ名前」

昨年、大阪アジアン映画祭で、世界初上映され、劇場スルーでNetflixで配信された台湾のリウ・クァンフイ監督の「君の心に刻んだ名前」。 1987年、40年に渡る戒厳令の解かれた台湾の、カトリック系の寄宿制男子高校を舞台に、そこに通うアハンとバーディ。 ブラスバンド部で出会った二人はやがて親友に。実はアハンは親友以上の感情を持っていたけれど・・・。でも、学校が女子学生を受け入れることになり、やがて女子新入生のバンバンとバーディが付き合い始めたことで微妙な関係が崩れていく・・・。
 



第8回「プロデューサーズ」

ブラックユーモアが満載!「史上最低」のミュージカルをめぐるコメディ。
かつてはブロードウェイの売れっ子プロデューサー、でも今は駄作ばかりの落ち目のプロデューサーのマックス。 ある日、会計士、レオが派遣され、帳簿をチェックしにやってくる。 実は配当のことを考えると、成功した芝居よりも失敗した芝居のほうが利益を産むことにレオが気づき、それを聞いたマックスは破産を避けるために、世紀の最低最悪な駄作を発表しようと計画。気の弱いレオも巻き込み、奔走するが・・・。
 



第9回「私はヴァレンティナ」

ブラジルの小さな街に母親と引っ越してきたヴァレンティナは17歳のトランスジェンダー。戸籍上ではラウルと言う名前だけど、ヴァレンティナという通称名で、“女子”として学校に通いたいと、母親とともに転入先の担当教師に希望を提出。受け入れられることになったものの書類手続きのために両親のサインが必要と言われる。実は彼女の父親は蒸発しており、母と共に期日までに捜さなければならないことに・・・。  




第10回「スワンソング」

〜それでも人生は素晴らしい。人生に悔恨を残さぬために、伝説のヘアメイクドレッサーが親友のための最後のメイクへ。実在の人物をモデルに描いたロードムービー〜

老人ホームで気難しい顔をしながら日がな一日、尋常じゃない量の紙ナプキンをたたんでいる老人パトリック・ピッツェンバーガー(通称・パット)。孤独を楽しんでいるわけでもなく、孤独に向き合おうとしているわけでもない、惰性で余生を送る日々。

そんなある日、彼の元に、街いちばんの金持ちで名士でもあったリタという女性が亡くなり、彼女の遺言に「パットに死化粧をやってもらいたい」と書かれてあったためにと、弁護士が25000ドルのギャランティの提示とともに依頼をしに来る。が、もう自分はヘアドレッサーは引退したし、彼女は過去の顧客であり、今は関係ないと断ってしまう。

しかし、彼女の遺言をきっかけにこれまでの人生、先に亡くなったパートナーのとの過去が去来、自分にも残された時間は限られているのを感じたパットは老人ホームを飛び出し、彼女の死化粧をする為に向かうが・・・  




第11回「ダウントン・アビー/新たなる時代へ」

英国貴族の壮麗な大邸宅が舞台の大人気シリーズ「ダウントン・アビー」愛すべき人びとが再びスクリーンへ。恋と謎とユーモラスと共に。

日本でも2011年〜2015年にかけて全6シリーズ放送され人気を博した「ダウントンアビー」。 1910年代から1920年代にかけて、イングランド北東部・ヨークシャーのカントリー・ハウスと呼ばれる大邸宅に住むグランサム伯爵ー家とその使用人たちの生活に、タイタニック沈没や第一次世界大戦など歴史上のエピソードが織り込まれた物語。

ドラマシリーズが終了後、2019年にはイギリス国王、ジョージ5世とメアリー王妃が行幸啓途中にグランサム伯爵一家の住む邸宅ダウントン・アビーを訪問する騒動を描いた映画版も公開されヒットし、早く続編をとの期待に応えての新作公開となりました。




第12回「シャイニーシュリンプス 世界に羽ばたけ」

昨年夏に公開された「シャイニーシュリンプス! 愉快で愛しい仲間たち」の続編。 前作は以前紹介させてもらいましたが、同性愛者への酷い言動をきっかけにペナルティとして、ゲイの超弱小アマチュア水球チーム「シャイニー・シュリンプス」のコーチを引き受けざるを得なくなった水泳の元銀メダリスト、マチアスの目を通して、個性豊かなゲイたちの陰陽な姿を描いたコメディ。




第13回「ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界」

ストーリーは、文明として豊かな国・アヴァロニアのエネルギー源である植物“パンド”がある日、絶滅の危機を迎え、国は崩壊へのカウントダウンへ・・・。 が、この危機を救えるのは、偉大な冒険家だった父へのコンプレックスから冒険嫌いとなり、今は農夫として暮らしているサーチャーだった。
大統領のカリストから直々の使命を受け、彼は原因究明の旅に出る。が、なぜか息子のイーサン、妻のメリディアン、さらに愛犬レジェンドまでが探査機に乗り込んで、地底に広がるもうひとつの世界へと足を踏み入れることに。そこは想像を絶するクリーチャーたちが暮らす不思議な世界だった!




第14回「泣いたり、笑ったり」

2022年12月2日(金)より全国順次公開中のイタリア映画「泣いたり、笑ったり」は、お互いに孫もいる初老男性が同性結婚をする顛末を描いたコメディ。
南イタリアの港町ガエータを舞台に、対照的な2つの家族の父親同士の再婚が巻き起こすひと夏の大騒動。




第15回「ひみつのなっちゃん」

ある日、元ドラァグクイーンのなっちゃんが急死したと連絡を受けた後輩クイーンのバージン。
 駆けつけた病院にはクイーン仲間のモリリンが先にいて、なっちゃんが経営していたバーで働いていたこともあり、これからのことを考えあぐねて泣き倒し状態。さらに、自身のセクシャリティを家族に秘密にしていたなっちゃんの“東京での諸々”をどうするかを最優先しなければ、家族が来てバレてしまうかもと・・・。




第16回「ボクらのホームパーティー」

ある夏の日、彰人と靖のカップル宅で行われるパーティーに、ゲイバーのスタッフの将一、彼の店に来たお客で初心者ゲイの智也、クラブスタッフの直樹と、そんな彼と一夜を共にした正志、そして靖の友人の健一が参加する。美味しい料理と美味しいお酒があれば、この世は天国、芳村真理です(もう知らないよねこのフレーズ)の勢いもあって、それぞれが抱えてる闇の扉が開く・・・。




第17回「エゴイスト」

地方に育ち、自分のセクシャリティや家庭環境を巡り、息苦しく思春期を育った浩輔は、今は東京の出版社で、ファッション誌の編集者として働き、プライヴェートでは自由気ままに暮らしている。
ある日、ゲイ仲間からパーソナルトレーナーの龍太を紹介され、徐々に惹かれあっていく。が、彼にはシングルマザーである病弱な母親を支えるために別の顔があった。そのことを知った浩輔は、ある提案をするが・・・。




第18回「二十歳の息子」

ゲイの男性と実の両親を知らないまま育った青年が、養子縁組をして“父と息子”として、新たな関係性を気づこうとしていく様子を記録したドキュメンタリー。
児童養護施設で暮らす子どもたちの自立支援団体「ブリッジフォースマイル」で働いて2年目の時、網谷勇気さんは、高校在学中からこの団体のプログラムを利用していた渉さんと知り合ったものの、彼が二十歳になった時にある事件を起こし、起訴される事態に。




第19回「ザ・ホエール」

今回は、主役を演じたブレンダン・フレーザーが、今年のアカデミー賞主演男優賞に輝いた「ザ・ホエール」を紹介。

タイトル通り、まさにクジラのようにでっぷりとした身体になってしまった男、チャーリー。恋人のアランをあることで亡くしてから、そのショックで過食を繰り返し、ついに歩くこともままならないほどの体になってしまった。

現在は、大学のオンライン授業で国語の講師として生計を立てている(姿を見せないよう画面をオフにすることを忘れずに)。彼をケアしているのはアジア系看護師のリズ。ある日、診察をしてもらった彼女から、余命わずかだと知らされてしまう。
すると彼は、妻と離婚した後、疎遠だった娘のエリーに連絡を取り、関係を修復しようと試みるのだが・・・。




第20回「老ナルキソス」

今回、紹介する映画「老ナルキソス」は、歳を重ねた老人ゲイが、ウリ専の若者に恋をする物語。ただ、その老人・山崎は若い頃からプライド高く、それなりに稼いでいるのでマウント取りたがりでナルシストのかなりヘンコなゲイ。

が、現実はやはり厳しい、絵本作家としてもスランプに陥ったまま、さらに孤独に苛まれている。そんな時に欲望のハケ口としてウリ専を利用し、指名したレオと出会ったことで、人を好きになるという感情を改めて知る。




第21回「インスペクション ここで生きる」

現在公開中の「インスペクション ここで生きる」は、監督自身の半生を描いた物語。 作品中、主人公のフレンチは吐露する。「16歳から自力で生きてきた。今25歳だ。俺の母親?口も聞いてくれない。仲間たちは死んだかムショだ。 外の暮らしじゃいつか死ぬ、でも軍服姿で死ねればこんな俺でも英雄になれる。宿なしのカマじゃない・・・」

フレンチは黒人のゲイである。信心深い母親は、そんな彼を受け入れず家を放り出し、捨てた。10年間ホームレス生活を余儀なくされていたフレンチは、自分のアイデンティティを追い求めるために、海兵隊への入隊を決めるのだ。




第22回「卒業 〜Tell the World I Love You〜」

「卒業〜Tell the World I Love You〜」は、BLの本場、タイからの作品。高校の同級生で幼馴染であるタイの家に居候しているケン。彼は生き別れた母親を探すため、奨学金で母がいるという中国への留学を目指していた。

そんなある日、半グレたちにボコボコにされている青年ボンを助ける。そのことがきっかけとなって薬の密売組織から追われることになるボンとケン。組織の男たちはケンが居候しているタイの家にもやってきて嫌がらせをし、ケンは出て行かざるを得なくなる。




第23回「シアター・キャンプ」

舞台はニューヨーク州北部にある緑豊かな湖畔に佇む「アディ・ロンド・アクト」というシアタースクール。 今夏もシアターキャンプ(夏休みに将来ミュージカルスターを目指す子どもたちが集まって行う、合宿型ワークショップのようなもの)が開催されるはずが、校長が突然倒れ、昏睡状態に。

その跡を継いだのが校長の息子・トロイ。が、彼はビジネス系Vチューバーで演劇に全く興味がなくプレイ・ビル(それぞれのミュージカルのパンフに付けられている総称)をプレイボールと読むほどの門外漢。 しかもこのスクール、実は経営破綻寸前。しかもトロイのせいで、近所にある大手のスクールに買収されることになりそうな・・・。




第24回「シチリア・サマー」

イタリアは地中海に位置するシチリア島。 16歳のニーノと17歳のジャンニは、バイク同士の衝突事故をきっかけに運命的な出会いを果たす。育った環境も性格もまったく異なるふたりは次第に好意を持ち、友情はやがて熱を帯びた恋へと発展していくが、それは突然の終わりを迎える・・・。




第25回「Winter boy」

今回紹介する「Winterboy」は突然、事故で父を亡くした17歳の少年リュカを巡る話だ。真っ黒なバック、その中で1人語りをする彼の口から心情が語られる。

父が亡くなり、家族や親戚が集まる中、突然襲う“慟哭”を機に、リュカは兄が住むパリに滞在することに。パリという都会でリュカは短い時間の中で青春の刹那を味わい、蹉跌を経験する。そして・・・。




第26回「ファイアバード」

今回紹介するのは公開されたばっかりの「ファイアバード」。1977年、冷戦時代のソ連占領下のエストニアを舞台に、2人の青年の秘められた愛を実話に基づいて描いたラブストーリー。

1970年代後半、ソ連占領下のエストニア。まもなく兵役を終えようとしている役者志望の二等兵、セルゲイは、同じ基地に配属されてきたパイロットのローマン将校とひょんなことから写真という共通の趣味をきっかけに、やがて恋に落ちる。

一方、セルゲイの親友で同僚の女性将校、ルイーザもローマンに恋心を抱く、そんな中、2人の関係を疑うクズネツォフ大佐が身辺調査に乗り出したことで、ローマンはセルゲイに対して、態度を硬化させ、もやもやとした気持ちのまま、セルゲイも基地を退所し、本格的に役者を目指すが・・・。




第27回「異人たち」

昨年亡くなった脚本家・山田太一さんの長編小説「異人たちとの夏」を、「ウィークエンド」「荒野にて」のアンドリュー・ヘイ監督が映画化。

12歳の時に両親を交通事故で亡くした脚本家アダム。以後、孤独と隣り合わせで生きてきた彼は、ロンドンのタワーマンションに住んでいる。そんなある日、両親との思い出をテーマにした脚本のために、かつて住んでいた郊外の実家を訪れると、そこには30年前に他界した父と母が当時のままの姿で暮らしていた・・・。




第28回「美しき仕事 4Kレストア版」

「その作品から読み取ること、気づくことが大切」と映画評論家の淀川長治さんが事あるごとに発言したり、書いていた。

特に、パトリシア・ハイスミス原作を映画化したアラン・ドロン主演映画「太陽がいっぱい」を、実は同性愛を描いている作品だと指摘したものの、当時、誰もそこに対して気付かず、指摘する者もおらず、評論家たちもスルーしていたそう。

淀川さんは後年「太陽がいっぱい」について語ったりする時は、必ずこの映画には同性愛的な部分があると何度も指摘していたおり、時代を経て徐々にそういう“気づき”が今作にあることが認められており、「太陽がいっぱい」のリメイク「リプリー」が公開された時は、その部分が逆にフューチャーされたほどだった。




第29回「デビルクイーン」

リオデジャネイロの裏社会は、ピンクのバスローブを着た【悪魔/女王】が牛耳っている。 デビルクイーンと呼ばれるその人は、ヴィヴィッドな色のアイシャドウを塗ったまぶたから鋭く光る視線でリオデジャネイロの裏社会を支配している。

売春宿の奥の部屋から、部下のギャングたちに恐怖を、自分の王国の “ドールズ” にキャンディをバラまき、愛用のジャックナイフで脚をシェーブし、裏切り者を切り裂く。

ある日ハンサムなお気に入りが警察に追われていることを知ると、右腕であるカチトゥに、キャバレーシンガーのイザのヒモ、世間知らずのべレコをスケープゴートとして警察に差し出すよう指示する。しかし、クイーンの恐怖政治も安泰ではなく、事態は思わぬ方向に動きはじめ……。




第30回「ジョン・ガリアーノ 世界一愚かな天才デザイナー」

”ファッション界の革命児”と呼ばれ次々とブランドを成功に導くなか事件は起きた。栄光と転落、贖罪、そしてメゾン・マルジェラでの電撃復帰まで、ガリアーノ本人が、今、すべてを語るドキュメンタリー。

「ファッション通信」という長寿番組がある。今はBSジャパンに移ってしまったけれど、以前はテレビ東京系列の地上波で放送されていた。自分が高校生の頃、学校が芸術系だったこともあり、何か勉強になるかもという探究心と好奇心、もちろんファッションにも興味のあるお年頃だったので、毎週欠かさず見ていた。




「虹の向こうで生きている」

仲谷暢之さんが20年以上前にプライドマンス発祥の地であるアメリカで目の当たりにした現地の様子を振り返って書き下ろしたエッセイ。
 
 
小さいふ「Pride Movie」LGBTQ+エディション