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ホーム 「キノコレザーの謎に迫る!」彦摩呂×クアトロガッツ対談 MYCEL マッシュルームレザーの蝶ネクタイ





彦摩呂×クアトロガッツ中辻
対談「キノコレザーの謎に迫る!」

彦摩呂プロデュース「こりゃ絶品!革のグルメな蝶ネクタイや〜!」 毎月四季の味覚がデザインされた新柄が登場するこの企画。

今月は「キノコの蝶ネクタイ」です
が!!デザインだけではなく、なな、なんと!!!
革もキノコの革で作りました!!!

キノコの革とは何なのか!?彦摩呂さんにクアトロガッツの工房でキノコの革に触れていただきながらその謎に迫ります。
「彦摩呂流 食レポワンポイント講座」もあります。是非ご覧ください!


グルメリポーター彦摩呂プロデュース×クアトロガッツ「こりゃ絶品!革のグルメな蝶ネクタイや~」




革は環境にやさしい!?


クアトロガッツ中辻

こんにちは。「こりゃ絶品!革のグルメな蝶ネクタイや~」9月で第三弾となりました。

彦摩呂さんといえば食レポでもお肉を沢山食べられると思います。革といえば世界で主に使用されているのが牛革ですが、実は全て食肉の副産物なんです。

彦摩呂

僕たちが食べたお肉が革になってるんですね。
食品ロスのことも問題になっていますが、自然の恵みを無駄にしたくないですね。

クアトロガッツ中辻

あまり知られていませんが革のためだけに動物を育てるということなく、縄文時代から続く骨や皮を無駄にしないで使うという文化が今日まで受け継がれてきました。

本来は廃棄される皮のみを再利用/リサイクルして作られ、丈夫で長く使い続けることができるサスティナブルな素材であるといえます。

でも最近では飼育方法などによる環境負荷を減らそうと、環境に配慮した素材として牛革だけでなく、サボテン、キノコ、リンゴなど新たな素材から革を作るという試みがされています。

今回はなんとキノコレザーで蝶ネクタイを作ってみました。



キノコから生まれた革!?


彦摩呂

えっ!これキノコでできてんの?びっくり。

クアトロガッツ中辻

匂いも嗅いでみてください。

彦摩呂

ほんまや匂いもキノコの匂い、森の匂いがする。手触りもキノコっぽい。どんなキノコでできてるんですか?

クアトロガッツ中辻

キノコの中でもエリンギが使われています。
キノコレザーは英語圏ではキノコ全般を指す言葉=マッシュルームなのでマッシュルームレザーと呼ばれます。日本ではキノコレザーまたはマッシュルームレザーと呼びます。

キノコで作った革ではアメリカのMylo マイロと今回使用するインドネシアのMycel マイセルが有名で環境負荷の少ない持続可能/サスティナブルな素材として注目されています。

マイセルはベトナムの山で採取されたキノコから作られていて、有害物質を一切使用せずに作られています。



森に還るキノコレザー


彦摩呂

有害な物質を使っていないなんて安心やね。ということはこのキノコレザーは自然に還るっていうことかな?

クアトロガッツ中辻

Mycelのキノコレザーは化学薬品を使わずに育ち、生分解性され、堆肥化されます。可能な限りサステイナビリティを維持することを目標として開発されました。今もより環境への負荷が低い生産方法が探求され続けています。

キノコレザーの生産にはオガクズなどの森林廃棄物に加え、農業廃棄物の米、とうもろこし、サトウキビなどが使われ、低い環境負荷でつくることができます。

キノコレザーはセチャンという木材から作られた植物性のタンニンを用いて鞣され、染色には植物の根、葉、廃棄された食品から抽出された天然染料が使用されています。



キノコがつくるサーキュラエコノミー(循環型経済)


彦摩呂

色の仕上げまで天然にこだわってるんやね。こんな色も天然染料で出せるんですね。ところでこのキノコ自体はどうやって作ってるんですか?

クアトロガッツ中辻

Mycelのキノコレザーはサイズや形状が理由で食用として消費されないおよそ4%-5%のキノコを使用して作られています。食用とされずに廃棄されるキノコを使用しているため、資源を無駄に使うことなく素材を活かすことができます。

サーキュラエコノミー(循環型経済)の仕組みができているので、製造時に発生した廃棄は生産プロセスの中で再利用されます。

廃棄するキノコを使うため資源の無駄がない。キノコは自然に育つため、人間の食物連鎖を脅かすことがない。またキノコは継続的にとても速く育つため、無制限の供給ができる持続可能な素材です。環境問題に向き合うことで生まれた新しい素材なんです。



ワンポイント食レポ講座


彦摩呂

おしゃれで環境にも優しいなんて素晴らしいですね。今回のワンポイント食レポ講座いってみましょう!



『きのこの収穫祭や〜!』

「きのこはヘルシーでビタミンやミネラルが豊富です。腸内環境を整えて美肌効果や、ガン予防にも良いと言われています。たくさん食べて健康になりましょう!」



マイセル/マイコテック・ラボ

日本に“マッシュルームレザー”の生産拠点を作ることを目指すインドネシア発のマイセル/マイコテック ラボ(MYCEL / MYCOTECH LAB)は2015年にインドネシアで創業し、地元のキノコ農家と協力してキノコの菌糸体を用いたマッシュルームレザーを開発しました。

創業者のロナルディアス・ハータンチョはインドネシア出身。大学生のころにエコキャンパス運動「Ganesha Hijau」に参加。その後、建築家として伝統的な家室の保存連動「Rumah Asuh」に取り組む。

自然保護や地域に根ざした持続可能なヴァナキュラー建築を手掛けるようになり、より深くサステナビリティについて学び、サステナビリティを推進するコミュニティーや運動を起こすようになりました。

そして15年にキノコの菌糸体から生まれるマッシュルームレザーをつくるためマイセル/マイコテック・ラボを創業。日本では2022年より「カジテック」が窓口となって紹介されました。



サステナビリティは次の世代のため

「私はサステナビリティはトレンドではなく、必要不可欠なものだと考えている。次の世代のために世界を守るために、私たちはイノベーションと小さな習慣の変化で貢献することができる。」(ロナルディアスさん)



Mycel キノコレザー
Mycelのキノコレザーはサイズや形状が理由で食用として消費されないおよそ4%-5%のキノコを使用して作られています。サーキュラエコノミー循環型経済の原理に基づいて、製造時に発生した廃棄は生産プロセスの中で再利用されます。



Mycelのキノコレザーはこんな素材から作られています。

・キノコ (食用としては廃棄されるもの)
・植物性の溶加材
・セルロース繊維の不織布
・天然高分子 (ナチュラルポリマー)
・素材の毎平方フィートの中に50gのエリンギを含んでいます。

Mycelのキノコレザーが環境に優しい理由

▪ 廃棄するキノコを使うため資源の無駄がない。
▪ キノコは自然に育つ為、人間の食物連鎖を脅かすことがない。
▪生産過程と素材に化学物質、有害物質が含まれていない。
▪ Cradle to Cradle認証済。生物原料で生分解性、堆肥化される。
▪ キノコは継続的にとても速く育つため、無制限の供給ができる持続可能な素材。

生産材料証明書

• EU BREF. Best available technology
• EU ECO label
• ZDHC MMCF Standards, 2020
• Higg 3.0, FEM, 3rd party verified
• ZLD technology will be used for wastewater management
次の世代のため世界を守るための取り組み。こういう草の根の変化がやがて世界を変えていくのだと思います。 私たちも小さな習慣の変化を起こしていきましょう。



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