




今更アトムを新しく書くの?と呆れられそうだが、トライしてみようと思う。勿論、前アトムと比較され、叩きのめされるのを覚悟の上で。当然、前「アトム」のままではない。今回のは、つまりアトムが狂言まわしで現れるのだ。
『アトムキャット』あとがきにかえて より




手塚治虫が猫を描く時、それは単に可愛いだけの愛玩動物としても姿じゃなく、心から愛すべき”生きる同志”として描く。「世の中はけっして人間様だけのものじゃないぜ!」猫は飄々としながら思っていることだろう。時に手塚治虫はそんな彼らの代弁者かもしれない。
(手塚るみ子)
『手塚治虫アンソロジー猫傑作集�供拏蠶猷箸肇縫礇鵐海茲�
四十六億年と言うとてつもないはるかな時間が、ぼくらの地球の年齢です。しかし、地球上に最初の人類が誕生してからは三百万年しかまだ経っていない。
つまり、人間なんて、地球の歴史上では新参者もいいところということです。 それがどういうわけか、いまやわが物顔で、”万物の霊鳥”と自賛しつつ、欲望のおもむくままに自然を破壊し、動物たちを殺戮し続けています。
〜中略〜
たとえ月着陸を果たし、宇宙ステーション建造がどんなに進もうと、環境汚染や戦争をやめない限り、”野蛮人”というほかないのではないでしょうか。
なんとしてでも、地球を死の惑星にはしたくない。未来に向かって、地球上のすべての生物との共存をめざし、むしろこれからが、人類のほんとうの”あけぼの”なのかもしれないと思うのです。
『ガラスの地球を救え』地球は死にかかっている より


