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Tochigi Leather
エイジングする革としない革の秘密
エイジングする革としない革の違いは、革のなめし方にあります。エイジングする革というのは化学薬品を使わず植物性のタンニンでなめされた「タンニンなめし」のヌメ革だけなのです。この革を「FULL VEGETABLE TANNED LEATHER フルベジタブルタンニンレザー」と呼びます。

クアトロガッツがメインで使用している栃木レザーは、ミモザのワットルバーグ(樹皮)から抽出された植物性のタンニンでなめされた「フルベジタブルタンニンレザー」です。「タンニンなめし」は紀元前600年から続く最古のなめし製法で、通常の革の10倍もの手間と時間をかけて作られています。

世の中に流通している革製品の90%は、生産効率が高くコストが安い化学薬品でなめされる「クロムなめし」の革を使用していますが、経年変化することはありません。「本物の革は使ってみてわかる」という由縁がここにあります。

栃木レザーについて ハシモト会長が語る"本物の革"
 

 
自然との共生
クアトロガッツは自然素材である革と向き合いながら、自然と人は本来一体であるという「自然との共生」を目指しています。

革というものは100%私たちが食べることによって生じる自然な副産物によるリサイクルです。メインで使用している「栃木レザー」は有害な物質を使わずに植物性の成分でなめされた環境に配慮されたナチュラルな革です。

栃木レザー社では使用した水を薬品などを使わず、バクテリアや微生物によって浄化し透明度のある水に戻して川に帰しています。その際に出る汚泥を肥料として再利用するなど、環境へ配慮されたモノづくりを目指しています。

「ちゃんと地球に還る革」栃木レザー 遅澤さんに聞いてみた
 

 
職人の魂の結晶
魂を吹き込むように一枚一枚、職人の手により伸ばされていく革。熟練の技と高い志を持った職人によって丁寧に創り上げられた革は堅牢性が高く、使い込むほどに光沢を増し素晴らしいエイジングが味わえます。

「変わらずにサボらずに当たり前の事を当たり前に行っていくこと」をポリシーに、昔ながらの製法で革を仕上げる労力を惜しまない職人の魂があるからこそ本物の革が生まれます。

感謝と尊敬の気持ちを込めてクアトロガッツの初期のロゴマークには革を作る職人の姿がデザインされています。カメラを向けると、照れながら見せてくれた爽やかな笑顔には仕事への誇りがあふれていました。