今回革のシューホーンで使用するのイタリアンレザーの産地トスカーナは州都にフィレンツェを要するイタリアの州で、ルネサンスの文化的中心地として栄えた歴史を持ち、今もなお数多くの芸術作品、建築などの文化遺産が残されています。

ルネサンスを代表する天才レオナルド・ダ・ヴィンチが生まれたヴィンチ村はトスカーナのアルノ川下流に位置します。
そのアルノ川流域でルネサンスが花開いた14世紀以降にめざましい発展を遂げたのが100%植物タンニン鞣しの革づくりでした。

今回使用するヴォルピ社はトスカーナ州の中心にある革の産地ポンテ・ア・エゴラで、ルネサンス時代から伝わる技術で、化学薬品を使わずに植物のタンニン(渋成分)によるベジタブルタンニン鞣しの革を生産しているタンナー(革鞣し工場)です。

繊維がしっかりしているのでシボ立ちがよく、張りのある弾力とナチュラルなシボ感が特徴の革です。ぜひお楽しみください。