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小さいふ「Bug's Life 虫の人生」発売記念「虫食いライター ムシモアゼルギリコさんに聞く昆虫食の世界」
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特集
虫食いライター”ムシモアゼルギリコ”さんに聞く昆虫食の世界
最近話題にあがることが多い昆虫食。小さいふ「Bug's Life 虫の人生」の発売記念で、虫食いライターとしてメディアにも出演し昆虫食の楽しさを広める”ムシモアゼルギリコ”さんに、インタビューさせていただきました。昆虫食の魅力や疑問にお応えいただきました!あなたの知らない昆虫食の世界をぜひお楽しみください!
小さいふ。コンチャ「Bug's Life 虫の人生」はこちら
PROFILE
ムシモアゼルギリコ
フリーライター。2008年頃から昆虫料理研究会(内山昭一主催)と交流を持ち “虫食いライター”としての活動を始める。テレビ、ラジオ、雑誌、トークライブなどで昆虫食の楽しさを広めている。 著書『むしくいノート』(カンゼン)、『昆虫食最強ナビ』(辰巳出版)。執筆協力『じつは食べられるいきもの事典』『じつは食べられるいきもの事典 おかわり!』(ともに宝島社)
X(Twitter)
昆虫食ポータルサイト
「むしくい」
Q1.
最近話題を集めている昆虫食ですが、虫食いライターであるギリコさんが考える昆虫食はどのようなものなのでしょうか?
ムシモアゼルギリコ
昆虫食そのものは、アジア圏を中心に伝統的に食べられてきた食文化ではあるんですが、私自身小さい頃から虫を食べてきたかというと、そういうわけではなくて、エンターテイメント的な感じだったんです。
昆虫は手軽にキャッチアンドイートできるのが魅力なんです。釣りだと特別な道具がないとできないし、狩猟は免許が必要になるけど、虫は都会に住んでいても私たちの身近にいて、手軽に自分でとって食べることができる。日頃の食生活の中でも、驚きと楽しみを感じることができますよね。
虫をとって食べることは、スーパーに並んでいるもの以外にも、美味しいものって世の中にたくさんあるんだなと知れることが楽しいですよね。
例えば野草を食べたりする人も同じ感覚だと思うんですけど、自分で調べて、選んで、とって、食べるというのは、スーパーで買ってきたものを調理するのとはまた別の楽しみがある。趣味でありレジャーであるエンターテイメント的な楽しみ方をしていますね。
Q2.
どうして昆虫を食べてみようと思ったのですか?
ムシモアゼルギリコ
最初食べ始めたきっかけはマンガ飯なんですよ。マンガ飯ってマンガや映画や小説にでてくるご飯を再現して作って食べる遊びなんですけど、私は小さい頃からホラーマンガとかサバイバル映画とかが大好きで、そういう作品って虫を食べるシーンが多いんです。
サバイバルな状況下では、手軽にとれるタンパク質が虫をはじめとする小動物だからなんでしょう。 それで私もマンガ飯として、作品に出てくる虫を食べてみたら、作中で嫌がられているものではなくて普通に美味しかったんです。
日本でもイナゴの佃煮があるのは知ってたんですけど、普通に美味しいのに、どうして一般的には食べられていないんだろうと疑問に思って調べてみると、世界では普通に虫を食べる国がたくさんあることを知って、なんだ普通の食文化だったんだって。
Q3.
昆虫食にハマるきっかけなどありましたか?
ムシモアゼルギリコ
当時はまだ市販されている食用昆虫も少なく、虫をどうやって食べるのか検索していたら、昆虫食の第一人者と言われている内山昭一さんという方がいらっしゃって、毎月虫を料理して食べる会を開いていたんですよ。
内山さんにメールしてみたら「会社に一度遊びにきませんか」と返事をいただき、そこから交流が広がったり、いろいろなことを教えてもらったり、虫を分けてもらったりしたのがハマるきっかけになりましたね。
一人でやってたらこんなに続かなかったと思うんですよ。内山さんが主催する会には毎月20人から30人くらいの人が集まって、みんなで虫を食べたり、一緒に採集しにいったりすることがすごく楽しくて。 そこで情報交換もできますし、物々交換したり。そういうやり取りも楽しくて続いたという感じですね。
Q4.
ギリコさんは結構のめり込みやすいタイプなんですか?
ムシモアゼルギリコ
いや私はすっごく飽きっぽいタイプなんですよね。ですから、以前は国内で手に入る虫が限られてしまっていたので、若干飽きを感じたことはあります。
今は昆虫食が盛り上がっていることから、海外の食用昆虫も比較的手に入りやすくなりましたけど。あとは、あまり喜ばしいことではないんですけど、外来種がちらほら入ってきたりするので、飽きるころに新しいものがやってくるといった感じで続いたんです。
虫の調理法もいろいろやってみたりするんですけど、揚げて塩をふる、みたいな定番の食べ方が一番シンプルに美味しかったりするんです。飽きも多少は来るんですが、外来種の存在もあって、いろいろな味の違いが楽しめます。
最近では三重県で見つかったフェモラータオモモブトハムシという甲虫の幼虫が今のところダントツで美味しくて、みんなで三重の河川敷にとりに行ったりして。 通称フェモハムって呼んでるんですけど、ハムスターじゃないですよ(笑) その幼虫が時間をおくと杏仁豆腐の香りになるんです。
また近年だと川口市にタケオオツクツクっていう結構えげつないサイズのセミがでるんですよ。日本のセミの幼虫と比べるとお尻がでっぷりしてて、鳴き声も金属音みたいなギュイーンっていう。それも美味しんですよ。
Q5.
昆虫食が食料危機を解決するかもしれないと言われているなか、ギリコさんが出演されていたYouTubeで”世界を救わない昆虫食”と言われていましたがそのあたりの話をお聞かせください。
ムシモアゼルギリコ
虫さえ食べれば食料危機問題が解決するのかな? と聞かれると、そう単純な話ではないと思います。すこし前に陰謀論だ何だと騒動になったコオロギ食の一件でも、本当に環境問題を解決に取り組むなら、虫は適していないのではないかという疑問が上がったり、様々な問題が浮き彫りになっていますよね。
ネットなどで噂されているのは9割がデマや陰謀論で言いがかりも多いんですけど、1割くらいはまともな視点も入っていて、とても刺激になりました。
確かに虫はSDGsの流れもあって生産の過程で環境負荷が低いであろう昆虫食が注目されていますが、虫が地球を救う!みたいなノリで紹介される点には違和感を覚えます。今回のコオロギ騒動も、みんなそうした何かしらの違和感を覚えていたんじゃないかなと思います。
もちろん、虫の養殖は畜産と比べると環境負荷が低いとか、少ないスペースで飼えるとか成長が早いといったメリットは確実にあると思いますが、食べたら即貢献につながるのか?といったら難しいんじゃないでしょうか。
昆虫食専門家として活動している佐伯真二郎さんに取材したときに聞いた話では、SDGsな新しい食として虫が発売されるシーンでは、伝統的な食文化の部分が割と無視されていると。
例えば、伝統的に虫が食べられてきたタイでも、10年以上も前からコオロギの養殖を大成功させているのですが、新しい食っていうのをアピールするときは、昔からとっくにあるよって言うとキャッチーじゃない。だからあえて、そこに触れてないんだろうと、指摘されていました。
SDGsが流行る前だと、「虫はダイエットにいい」「美容にいい」とか言ってアピールするやり方もありました。そうしたキャッチーな要素は多くの人の関心を集めるためには必要だったりしますが、その背後にある基本的な文化は、忘れずにいたいですね。
あと昆虫がスーパーフードみたいに扱われるのも、若干不思議な感じがしますね。昆虫は栄養価が高く、機能性があるという売り方も存在するので。実際には、飛びぬけて素晴らしい機能性があるという根拠を、あまり聞いたことはありません。特徴を強いてあげるなら、タンパク量が牛豚魚と遜色ないけれど、飼育が圧倒的に手軽だという点でしょう。
そういう私が出版している本にも、タイトルに「スーパーフード」とあるのですが、これは版元の希望という大人の事情でお察しいただければ……(笑) そもそも「スーパーフード」の公的な基準や定義は、ないようですが。虫は世界的に見れば、ごく一般的な食材の一つかなと私は思っています。
前出の佐伯氏から聞いた話では、タイでは母子手帳に妊婦が食べるべき食事一覧に虫が記載されているそうです。また、宗教上菜食主義が多いインドでは、マジュリ島でコガネムシが農作物に大被害を及ぼしたとき、行政と研究者が「食べて減らそうキャンペーン」を行ったと言います。状況によって、宗教上のフードタブーも柔軟に変わるということですね。
Q6.
では昆虫食が食料危機を完全に解決するわけではないですが、一部の役割をになっているのですね。
ムシモアゼルギリコ
そうですね。畜産だけだと限界がくるし、今後起こるかもしれない食料危機に関しては、新しいタンパク源を開発した方がいいので、準備しとくに越したことはない。ってレベルの話かなと思います。私も環境の専門家ではないのでいろんな方の話を参考にしています。
高齢化によって畜産の現場の維持が難しくなったので、高齢者でも管理しやすい昆虫の養殖に切り替えたという、海外の報道を読んだこともあります。
環境を真剣に考えた結果、昆虫食にたどり着く人もいるのかもしれないですけど、私は残念ながら違います。でも、自分の好きなことを楽しんでいた結果、環境に多少役立つことになっていたなら、喜ばしいと思っています。
Q7.
昆虫食をするにあたりこれは守った方がいいなど、ルールがあれば教えてください。
ムシモアゼルギリコ
まずは何の種類かわからない虫は絶対に食べてはいけません。致死量の毒をもっている虫もいます。ツチハンミョウ類やカミキリモドキの仲間は「カンタリジン」という強い毒を持っているので特に要注意。中でも特に毒の量が多いのはマメハンミョウです。他にはセアカゴケグモも食べてはいけません。
それから、毒草を主食にしているキョウチクトウスズメなども食用はダメ。虫のお腹に未消化の毒草が入っている場合があるので非常に危険です。 採取するときに怪我をするケースもあって、チャドクガやイラガ、カメムシなどは皮膚炎をおこすことがあるので注意しましょう。私の好きなサクラケムシなども、人によってはかぶれる場合がありますよ。
知らない虫は、必ず信頼できる図鑑で調べましょう。最近だとGoogleフォトの検索機能も比較的評判がいいですね。そして食べる場合は、必ず加熱調理です。生食はダメ、絶対!
野外で採った虫も養殖されている虫も、雑菌がついている可能性は高いので、ゆでる、蒸す、揚げる、焼くと言った調理を必ず行って食べてください。基本は「75度・1分以上」の加熱です。
Q8.
自分で捕まえた虫は自由に持ち帰っても問題ないんでしょうか?。
ムシモアゼルギリコ
公園によっては、園内で捕まえた生き物を持って帰ってはいけませんというルールがあるところもありますね。一番問題がないのは河川敷です。河川敷は河川法という法律があり、個人で消費する範疇で動植物を採取することが許されています。 里山などは所有者がいますから、勝手に持ち帰ると窃盗になる場合があるので必ず許可をとってください。
Q9.
夏に身近でとれて美味しい、おすすめの虫はありますか?
ムシモアゼルギリコ
羽化のために土から出てきたタイミングのセミの幼虫や、コオロギですかね。 あとは遭遇するタイミングが難しいですが、夏の終わり頃、モンクロシャチホコという毛虫がサナギになるために桜の木から降りてくるんですよ。この虫は桜の葉っぱを食べていることから、桜もちのような香りが楽しめます。
揚げると爆ぜて体の中身が半分くらい飛んでしまうので、私は洗ってから蒸してしんなりさせて、スイーツにしたり、塩をふって食べたり。毛が気になる人は空炒りして焼き飛ばすという調理方をする方もいらっしゃいます。
もっと昆虫食を知りたい方は
ギリコさんインタビューありがとうございました!ギリコさんは昆虫食に関する書籍も執筆されています。昆虫食をもっと知りたいという方はぜひ書籍もご覧ください。
『むしくいノート』(カンゼン)
『昆虫食最強ナビ』(辰巳出版)
昆虫食が食べれるお店
・米とサーカス 渋谷PARCO店
インタビュー場所としても使わせていただいたレストラン。栄養満点のジビエ料理や昆虫食など多様な食文化を体験することができます。
住所:東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷PARCO地下1F
電話:03-6416-5850
公式HP:
米とサーカス 渋谷PARCO店
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