殺処分ゼロを具体的に実現するには、猫ボランティアさん(猫にえさをあげ、お世話している人)たちに協力してもらって、捕獲器で捕まえ、協力獣医さんに不妊去勢手術をしてもらって、元の場所に戻すのが一番だと言われています。子猫を産まなければ殖えることもなく、殺処分する必要もありません。
公益財団法人:どうぶつ基金「さくらねこ・TNRとは」より
殺処分数約4.5万匹のうち、離乳前の幼齢個体は約2.9万、これは全体の約65%にのぼります。これはつまり、「適切な不妊手術を施すことによって65%の殺処分数は減らすことができる」ということです。
TNR活動とは『T』Trap(捕獲)『N』Neuter(不妊手術)『R』Return(元の場所に戻す)の略で、もとの場所に放置するのではなくご飯は置きエサをせずに食べ終わるまで見守り後片付けをする、トイレを掃除する、など地域住民やボランティア団体によって管理できる「地域猫」などとして一代限りの命を全うさせること。
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クロとロクを通して伝えたいこと
こんにちは、今回猫の日特別モデル「クロとロクとさくらねこ」のデザインを担当しました、chaです。
クアトロガッツで製作や販売をしながら、工房の中で見つけた道具や景色、作る場所ならではの面白さを発見して、それをクロとロク(ネコとネズミのキャラクター)を通して伝えるべく、ブログにしたりしています。
小さなワクワクを育てて、少し大きな驚きに
ブログのコンセプトは、これ見て!と人に伝えたくなるようなワクワクすることが題材です
例えば革の床面(裏側)の繊維がパンに似て見えること…小さなことなのですが、それを本当にパンのような形にカットしたら、「本当にパンみたい!」と少し大きな驚きとなって人にも伝わっていく。
小さな感動を大切に日々を過ごしたい
色々な物に触れていくなかで見過ごしがちな、小さな感動。物の持っている魅力的なところ。
子供の頃は素直に感じ取っていたような感覚をいつまでも持っていたい。そしてワクワクしながら日々を過ごしたい。という心の奥にある願いが原動力なのかなぁと思います。
クロとロクの名前の由来
猫のクロは落書きから生まれたキャラクターで、ずっと変わらず黒いボールペンで描いているから、クロ!
ネズミの方はあとからできたキャラクターですが、チャーさんはネズミの方によく似てる!と言われることが多いのです。
それで、名前をつけるなら自分に重なるような何か…と考え私は数字の6が好きなので、ロク!
二匹の名前、ややこしい!笑
ですが、この切っても切れない感じ、似てるけど違う感じ。それがなんだかしっくり来ています。
ネズミにとって猫は普通天敵の関係ですが、クロとロクは仲良しなのです。
猫との出会い
小学生の頃、お兄ちゃんが拾ってきた野良猫を飼うことになってから、これまで3匹の猫達と縁あって日々を共に過ごしました。
猫の中の人間くささ
長く猫たちと過ごしてきた中で、猫たちが見せてくれた人間くさい姿がとても心に残っています。
お腹をばーんと広げて大の字で寝る姿や、真面目に作業や勉強している時ほど構って欲しそうに手の上に乗ってきたりするところ!
無心になってオモチャを追いかけて、走りすぎて息を切らしてへたり込む姿!
どれを思い出しても漫画の1シーンみたいです。
猫に教わったこと
言葉は話せないけれど、伝わってくる感情。思うがままに生きている姿。
「もっと肩の力を抜きなよ!」
「気の向くままに生きればいいのさ」と言われているような、なんだか励ましてくれているような。
三匹は笑いと癒しをくれる良きパートナー達でした。
気づけば10年以上
そんな猫達に刺激を受けて描き始めたのがクロとロク!
描き続けて、気付けば10年以上経っていました。
続けること、何度でもはじめること
何気なくノートのすみっこで生まれたクロ、そしてロク。
描き続けることで、クアトロガッツWEBSHOP内で連載がはじまり、さらに猫の日限定モデルになることができました。
みなさまのおかげです、本当にありがとうございます。