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Photo by Unsplash Fauzan Saari


JAPAN BLUE
ジャパンブルーの由来
明治8年(1875)イギリスの科学者アトキンソンが来日した際に街の至るところで藍色が溢れていることから、この藍色を「ジャパンブルー」と記しました。

江戸幕府に派手な着物を着ることを禁じられた町人たちは、藍を地味だが使い込むと味が出る粋な色として、着物、風呂敷、店先の暖簾など多用するようになりました。

葛飾北斎、歌川広重をはじめとする流行の浮世絵作家が藍色を作品に取り入れるようになり、アトキンソンの見た「ジャパンブルー」の景色がつくられていったのです。

サッカー日本代表が青色のユニフォームを纏い「SAMURAI BLUE」サムライブルーと呼ばれますが、そこには「日本の国土を象徴する海と空の青」という意味が込められているそうです。


FIFAワールドカップ カタール
4年に1度のサッカーの祭典
今年の11月21日に開幕するFIFAワールドカップ。

予選を勝ち抜いた32チームが4チームごとのグループに分かれて総当たりで戦い、グループで1位となった8チームが決勝トーナメントに進むことができます。トーナメントの決勝戦は12月18日です。

日本は今回強豪のスペイン、ドイツと同じ死のグループということになりますが、強豪相手にどういう試合になるでしょうか?

ディエゴ・マラドーナ photo by wikipedia

W杯の歴史は1930年の第1回から第二次世界大戦のため中止となった2回を除いて今日まで開催されています。国同士の貧富や差別を超えて、サッカーの持つ情熱と歓喜のドラマが繰り広げられる世界規模の大会です。

サッカーは子供でも楽しめるシンプルなルールのスポーツです。ドリブルで相手を抜き去る野生的な身体能力、自由自在にボールをコントロールしてゲームを組み立てるイマジネーション、そしてそれぞれの個性を持った選手が同じゴールを目指すチームプレー。フットボールファンの楽しみ方も様々です。

ペレ photo by wikipedia

サッカーと情熱
サッカーの神様ペレはW杯を「偉大な選手のテストの場ともいえる。」と語っていますが、W杯は世界中のサッカーに魅せられた選手たちが最高峰のプレーを発揮する舞台です。

スタジアムでは人生をサッカーに賭けた選手の情熱溢れるプレーに呼応して観客たちの熱狂的な歓声が響き渡ります。

「情熱がすべてだ。それはギターの弦のようにピンと張られ、振動しなければならない。(ペレ)」


「ロナウジーニョは最高の選手だ。だって喜びを感じながらプレーしているんだから。(マラドーナ)」


「夢中になることが大切なんだ。 面倒くさいと感じたり 情熱を失ってしまったら、 何もかもが終わりだからね。(ロベルト・バッジオ)」


「世界中のフットボールファンは、ロビー(ロベルト・バッジオ)に感謝しなくてはならないと思う。彼が僕達に与えてくれたものの大きさ、つまり、人生を情熱的なものにしてくれたということにね。(マヌエル・ルイ・コスタ)」


ロベルト・バッジオ photo by official Facebook

エースナンバー10番の由来
ペレ
1958年のW杯スウェーデン大会。弱冠17歳で出場したペレは準々決勝、準決勝、決勝でゴールを決めて活躍しブラジルに初優勝をもたらしました。W杯で3度の優勝を達成した地球上で唯一の選手です。

ペレは所属クラブでも10番を背負うようになり、10番は世界中のサッカー選手にとって憧れの背番号になりました。



ディエゴ・マラドーナ
スラム街に生まれ偉大なサッカー選手になったブラジルのペレと同じく、貧しい環境から生まれたサッカー選手にアルゼンチンの背番号10番マラドーナがいます。

マラドーナはW杯1986年大会ではアルゼンチンを優勝に導き、イタリアのセリエAの最下位チーム「ナポリ」を率いて2度の優勝に導き、その後も数々の功績を残します。現在でもマラドーナに敬意を込めてナポリの背番号10番は永久欠番となっています。



ロベルト・バッジオ
またサッカー選手歴代人気ランキングでマラドーナとNO1を争うのがロベルト・バッジオ。

1990年代にイタリアの10番を背負い世界一のファンタジスタとして知られた世界最高峰のサッカー選手です。 1993年度欧州年間最優秀選手、1993年度FIFA世界年間最優秀選手受賞。創造性に富んだプレースタイルは天才的なストライカーを指す言葉「ファンタジスタ」の由来になりました。



歴史的エースストライカーの名言
最後にサッカーに人生を捧げたこのエースストライカーの三人の名言をご紹介します。情熱を絶やさず、人生に愛情を持って夢中になること、サッカーはそんな大切なことを教えてくれるはずです。

「ベートーヴェンが音楽のために生まれたように、私はサッカーのために生まれたんだ。(ペレ)」


「すべては練習である。(ペレ)」


「人生はサッカーであり、サッカーこそが人生。(マラドーナ)」


「もうすぐ生まれる僕の子供が戦争もなく、飢えもない良い世界にたどり着くように願うだけさ。これがみんなへの願いさ。(マラドーナ)」


「ナポリの貧しい子供達のアイドルになりたい。彼らはブエノスアイレスに住んでいた頃の自分のようだから。(マラドーナ)」


「ボールを通じて人々を幸せにすることができた。それが僕の一番の誇りだ。(マラドーナ)」


「今を戦えない者に、次や未来を語る資格はない。(ロベルト・バッジオ)」


「サッカーに懸ける情熱が、限界を超えさせてくれた。(ロベルト・バッジオ)」


「努力する者には、いつかの希望がある、自分たちの夢を抱きしめ、それに続いてほしい。本当のヒーローとは日々を精いっぱい生きる人のことだ。君たちもぜひそんなヒーローになってほしい。(ロベルト・バッジオ)」


マラドーナ photo by wikipedia


スポーツ観戦にもオススメの小さいふ。
ぜひお気に入りを見つけてください。