クアトロガッツ
紅型という伝統工芸との出会いや、作家として歩み始めたきっかけを教えてください。
池間さん
20年前に主人と立ち上げた沖縄料理店「沖縄居酒家 石垣島」のメニューを墨筆で制作、「文字を作る」楽しさを知ったんです。
11年前に石垣島に戻り、墨一色で表現していた作品に「色を加えたいなー」と思うようになって、元々興味のあった紅型の基礎を学んだあと、独学で試行錯誤しながら制作活動が始まりました。
クアトロガッツ
と言うことは、大人になってから始めたと言うことですか?
池間さん
はい。思い立ったらすぐ行動する性格で、とりあえず一回やってみよう、と始めたら楽しくて楽しくて。自分が今こうして制作活動をしているなんて、想像もしていませんでした。
クアトロガッツ
それは凄い!大人になってからこれから何かを始めようとしてる方たちのエールになりますね!
その後はどんな活動になるのでしょうか?
池間さん
毎日、飲食店の営業後、子供たちも寝静まった夜中に少しずつ制作して、11年の間に気づけば作品の取り扱い店舗様もかなり増え、台湾でも個展を2回開きました。
クアトロガッツ
子育てと居酒屋と制作。。!池間さんの底知れぬエネルギーを感じます。
では、池間さんは紅型作家としての顔、書家としての顔、居酒屋の女将の顔といろんな顔を持っていますが、それぞれ切り替えはどのようにしていますか?
池間さん
逆に切り替えができず、常に女将的テンションです(笑)
人と話すことが好きなので、会話の中からアイデアが生まれたり、仕事が生まれることも多いんですよ。
クアトロガッツ
それで繋がったのが、お笑い芸人の中川家さん、NONSTYLEさん、ラジオDJのヒロさんとの「書」の方でのお仕事なんですね。
池間さん
そうなんです。
最近は、紅型の作品でオリオンビールさんともコラボもさせて頂いて、とても嬉しいですね。
クアトロガッツ
紅型制作についてですが、特に大切にしているエ程やこだわりはどの部分ですか?
池間さん
数ある工程の中でも型紙を彫る「型彫り」と、その型紙を布の上に置き、防染糊を均一にならす「型置き」は、仕上がりを左右するのでより一層集中しています
クアトロガッツ
石垣島の自然や風土は、紅型作品にどのような形で息づいているのでしょうか?
池間さん
石垣島の至る所でハイビスカスやプルメリア、ブーゲンビリアなど色鮮やかな花々を年中見ることができるんです。
その花々の色をより引き立てる青い海と空、緑の木々や赤瓦、灰色のコンクリートなど、自然と色の組み合わせが制作のアイデアにつながりますね。
クアトロガッツ
今回小さいふとコラボするきっかけは、クアトロガッツの地元のイベント、ロハスフェスタでの出合いでしたね。
池間さん
実は、10年以上前ロハスフェスタで小さいふを買って愛用してて、その後も何個か商品買わせて頂いて、顔見知りになって立ち話するうちに、「コラボしましょうよ!」となり、実現しました。
私としては、そのクアトロガッツさんとのコラボは夢のようです!
これからも女将力を発揮して(笑)、いろんなご縁が広がればと思います。
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