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小さいふ。コンチャ「RECORD DAY」


2021
RECORD DAY
レコード×小さいふ



レコード人気の到来
11月3日はレコードの日。レコードの日を祝してレコードをモチーフにした小さいふが登場!

アメリカでレコードがCDの売り上げを抜いたことが話題になったのは2020年のこと。これは1986年以来の出来事だといいます。デジタルでない体験が逆に新鮮なものとして受け入れられていて、この人気を牽引しているのはデジタルに慣れ親しんだ20代の若者だといわれています。

音楽業界も含め、エンターテイメントがデジタル化してより便利なストリーミングサービスが主流となっている今の時代にレコードがなぜ求められているのでしょうか。


アナログレコード
リモコンで曲を飛ばすことも、アルバムを代えることも、一つ一つが手間がかかるのがレコードです。

便利であることは当たり前になってしまうと特別な価値はなくなってしまうといいます。不便ではあっても理屈じゃない部分で特別な体験ができるのがレコードの魅力なのではないでしょうか。

レコード盤の持つ無骨な質感とレコード針と盤の摩擦から生まれる温かみのある音とスクラッチノイズ。一枚のレコード盤をターンテーブルにおいて音に耳を傾け、じっくりと音楽に没頭する体験がレコードの醍醐味なのかも知れません。


Good music
小さいふ。RECORD レコード モデルの表には「Good music is good no matter what kind of music it is. どんな種類であれ、いい音楽はいい。」というマイルスデイビスの言葉が書かれています。

「創造し続けようと思う人間には変化しかあり得ない。 人生は変化であり挑戦だ。」という言葉通り、過去や特定のジャンルに縛られることなく音楽を創造し続けました。



ジャズの帝王
JAZZの先駆者として過去を振り返らずにその音楽性を進化させ続けてきたマイルスデイビスですが、1959年のアルバム「Kind of blue」はJAZZの歴史に残る一枚です。
全世界でのセールスは1000万枚。その芸術性への高い評価と共にもっとも売れているJAZZレコードでもあります。

ダークで温かみのあるトランペットのブルース響きとモードジャズの演奏を堪能できる一枚です。サックスはジョン・コルトレーンとキャノンボール・アダレイ。



勝手にしやがれ
一曲目の「So What」はマイルスの口癖「勝手にしやがれ」がそのまま曲名となっています。
ベースとホーンの掛け合いのテーマから入るそれぞれのソロはアルバム全体を通していえることですが、記憶して口ずさんでしまうほど印象的です。

マイルスが子供の頃、アーカンサスの暗い夜道で教会の窓から聴こえたゴスペルを再現している「All Blues」。「Blue In Green」と「Flamenco Sketches」の二曲のバラードはビルエバンスのピアノの上を漂うマイルスのミュートのかかったトランペットの叙情的な音色はどこまでも優しく響きます。アコースティックなサウンドはレコードにもおすすめです。


レコードの歴史

  • 1877年

    世界初のレコード「フォノグラフ」を発明


    トーマス・エジソンにより発明される。直径8センチの錫箔を貼った真鍮の円筒に針で音を記録した。
    人類初の録音はエジソンが自ら録音した”メリーさんの羊”。



  • 1887年

    円盤型レコード「グラモフォン」を発明


    エミール・ベルリナーはエジソンの発明した円筒式に対し、より音質の向上と量産が可能な円盤型のレコードを発明。





  • 1948年

    米コロンビア社より「LPレコード」発売


    最初にコロンビア社から発売されたレコードは、直径30センチで収録時間は30分。
    以前に作られたレコードと同等のサイズでありながら、再生時間が伸びたことによりLP(long play)レコードと呼ばれる。



  • 1949年

    RCAビクター社より「シングルレコード」発売


    直径17センチで収録時間は5分〜8分ほど。ドーナツ盤、45回転盤とも呼ばれています。
    当時ジュークボックス(自動ミュージックプレイヤー)の出現によりレコードの売り上げが一気に伸びたと言われています。





  • 1980年〜

    CD(コンパクトディスク)普及


    1980年代に入ってからは、コンパクトで扱いやすいCDが普及し、レコードの市場は衰退していく。



  • 2020年

    アメリカでレコードの売り上げがCDを上回る


    ストリーミング再生が主流になる中、アナログレコードに新鮮味を感じる若者に注目され、様々なアーティストやレーベルから新譜がリリースされるなど需要は伸び続けている。



RECORD DAY
日本ではアナログレコード、LPと言いますが、海外ではレコードのことをvinyl(ヴァイナル)といいます。レコードの本来の意味合いは記録で、CDのこともレコードと呼ぶことがあるのでこのような呼び方になっています。

レコードの日は「レコードは文化財」という考えから「文化の日」が記念日に。この日を中心として、レコード店ではイベントなどが実施されます。

レコードの日をぜひ小さいふとお楽しみください。