私は鳥が歌うように、絵を描きたい。
私の人生はずっと失敗だった。
ほんとうに海を描くには、その場所の生活を熟知するため、同じ所で、毎日、毎時間、眺めつづけなければならない。だから、僕は同じモチーフを4回も6回も繰り返し描き続けている
すべては千変万化する。石でさえも。
私は自然を追い求めているが、その本質は未だに把握できていない。こうして画家になれたのも、草花たちのおかげなのかも知れないな。
私は妖精が創ったかのような所にすっかり落ち着いている。
盲目で生まれたかった。そしてある日突然目が見えるようになりたかった。
私の願いはいつもこのように自然の片隅で静かに暮らすことだ。