皇室御用達の老舗靴メーカーで働いていた靴職人であり、現在はクアトロガッツの製作部門長の矢田敦己さん。
スタッフの出産祝いにつくったファーストシューズが好評で商品化、20年3月28日・29日には西宮阪急にてワークショップを開催します。
そんな矢田さんに、「初めての靴、ファーストシューズとは」を伺いました。
PROFILE

矢田 敦己
FHA公認 シューフィッタープライマリーコース取得。
FHA公認 シューフィッター幼児こども専門コース取得。
2002年 ファッションシューズコンテスト大賞受賞。

1977年 大分県生まれ 
2000年 京都精華大学 テキスタイルデザイン専攻卒
大学在学中から靴作り教室に通いはじめ、神戸市長田区の婦人靴メーカーに勤めたのち上京。東京の注文靴工房ギルドウェルテッドフットウェアカレッジで手縫の靴を学ぶ。卒業後、靴教室の講師などを経て、皇室御用達の紳士靴メーカー大塚製靴に入社。
2010年 京都で注文靴と手縫靴教室の工房「アトリエグランパ」を立ち上げる。
2013年 長男誕生
2014年 製作部門長としてクアトロガッツに赴任、現在に至る。
2017年 長女誕生

矢田さんの作品


Q.ファーストシューズとは、どのようなものでしょうか。
生まれた赤ちゃんが初めて履く靴のことです。
外履き・内履き共にファーストシューズと呼ばれますが、今回つくったのは生後5ヵ月〜12ヵ月の赤ちゃんが靴を履いて歩くことに慣れるための室内練習用シューズです。
欧米では、履き終えた靴を玄関に飾るとその家に幸福が訪れるという言い伝えもあり、赤ちゃんにとっても、お父さんお母さんにとっても特別な記念となります。

Q.皇室御用達の老舗靴メーカーで働いていた経歴を持つ矢田さんですが、なぜ赤ちゃん用のファーストシューズをつくろうと思ったのでしょう。
長男が生まれた時、父親として何か特別な事をしてあげたいと思い、今までの経験を活かして「初めて履く靴」を作ってあげたことがきっかけです。
また友人に子供が生まれた時、出産祝いとしてプレゼントした際にすごく喜んでもらえたことも、この企画を後押ししてくれました。
その後生まれた長女にも同じように作ってプレゼントしました。
子供達の靴は、二足並べてリビングの戸棚に飾ってあります。
Q.ファーストシューズの魅力とは。
欧米と比べてファースト(メモリアル)シューズは、文化としてあまり根付いていませんが、赤ちゃんの「はじめの一歩」を記念に残す、家族にとって特別な思い出となるものだと思います。
Q.ファーストシューズ選びで注意することなどあるでしょうか。
外履き用のファーストシューズでは、つま先にゆとりがあるかどうか、甲や踵のホールド性や靴底のやわらかさ、通気性の良さなどが重要です。
室内履き用ファーストシューズは、歩き始めの練習用となる場合が多いと思います、この頃の赤ちゃんはつま先で地面をつかむようにして立っているので、その感触が伝わりやすいように、靴底が薄くなっているものがおすすめです。
Q.自身も2児の父である矢田さんですが、ファーストシューズの反応はどうだったでしょうか、思い出に残っていることはありますか。
喜んで履いてくれる日もあれば、気に入らなくて放り投げる日もありました(笑)
長女の方は、小さくなって履けなくなった靴を何度も履こうとしてくれていた事を思い出します。
どんなことでも興味を持ってくれる事は、親として嬉しく思います。
Q.ファーストシューズを通じて伝えたいことはありますか。
大切な思い出の品と同時に、子供が成長した時の
親子のコミュニケーションツールであってほしいと思います。

履き終えた後は、是非お部屋に飾って頂いて
「歩きはじめた時はこんなに小さかったんだね」と、親子で昔を懐かしんだり、
例えば家族写真を見ると愛情を感じるように、靴を見た時にも互いに愛し愛されていた事を思い出してもらえるような、そんな存在になってくれたらいいなと思います。
Q.今後、ファーストシューズをこんなアイテムに育てたいなど希望はありますか。
「お宮参り」や「お食い初め」のように、お祝い事のひとつとして「はじめの一歩=ファーストシューズ」が認知されていけばいいと思います。
Q.ファーストシューズのワークショップに参加される方へのメッセージをお願いします。
はじめて履く靴は、一生で一度きり。
その大切な思い出の靴を一緒に作ってみませんか?
愛着を持って作られた靴は、履いてくれた時、履かずに遊んでいた時、履き終えた後まで、いつまでも我が子の成長を心に留めておくことができると思います。
たくさんのご参加を心よりお待ちしています。

矢田 敦己さんに「初めての靴、ファーストシューズとは」を伺いました。
人生で一度しかない「はじめの一歩」を記念に残す、「玄関に飾ると幸せが訪れる」など言い伝えも素敵です。
家族を想う心配り、それそのものが幸せなのかもしれません。

初心者の方にもつくることができるキットを使ったワークショップは20年3月28日・29日に西宮阪急にて開催予定です。
ぜひご参加ください。




<価格>
材料・講習費・道具代込みで5,000円(税込)
<開催時間>
★3月28日(土)
第一回 11:00〜13:00
第二回 14:00〜16:00
第三回 17:00〜19:00
★3月29日(日)
第四回 11:00〜13:00
第五回 14:00〜16:00
第六回 17:00〜19:00
全六回開催、それぞれ定員6名様までとなります
<参加方法>
事前予約制となります、お電話(050-1441-7419)もしくはこちらの予約フォームより受付しております。 別ページで予約フォームを開く場合はこちら

<予約の仕方>
仕様上本日の日付が表示されます。
ご予約には下記フォーム「日時をクリックしてください」の右下、表示されている日付の右側にある右矢印( > )をクリックしてカレンダーを3月28日・29日まで日付を進めてご希望の時間帯をクリックください。