「鉄腕アトム」といえば、子供から大人まで誰もが知っている大人気のキャラクター。そのアニメ化第1作は日本最初のテレビアニメシリーズとして大ヒットし、平均視聴率27.4%を記録しました。
日本の第1次テレビアニメブームのきっかけをつくったアトムは、手塚治虫の全作品の中でももっとも有名な作品です。
原子力をエネルギー源として10万馬力の力持ち、空を飛び、感情を持つ人間に限りなく近い少年ロボットが悪と戦い活躍します。
親しみやすいキャラクターとして知られる一方で、手塚治虫が鉄腕アトムを通して本当に伝えたかったテーマは「科学と人間のディスコミュニケーション(意思の疎通の欠如)」であると言います。
せめて話し合うことができれば、きっと分かり合えるはずなのに。鉄腕アトムは、そうしたすれ違いの悲しみを描き、何のための科学か警鐘を鳴らす作品なのです。
またアトムは「人間らしくなりたい」と学校に通うものの、ロボットであるがゆえに疎外感を味わい、それでも決して挫けず、どんな理不尽にも立ち向かう姿が描かれます。

(C)手塚プロダクション




