自分の「好き」を追求し自分らしく生きている人と小さいふがコラボする企画。

今回は自身で「行商商人」「リアル版サザエさんのサブちゃん」と称し「大分県のいいものを直接お届け」するオフィスコマイヌの吉田さんです。

もともとは大阪のミナミで作ったものをゴザの上に広げて、道行く人々に見てもらうことからはじまったクアトロガッツは今でも新宿駅構内でPOP UPをするなど「一期一会」の出会いを大切にしています。

小さいふと共鳴するかのように「小さく面白く」というスローガンを掲げて、お客様と直接お話しをして、本当に求めているものを感じ取りアップデートしていく「行商」という昔ながらの物売りのスタイルで活動をするオフィスコマイヌとのコラボが実現しました。

オフィスコマイヌ 吉田拓矢

大分県出身。36歳の頃にサラリーマンの会議のための会議や仕事のための仕事に嫌気が差し、「組織で働くのは向いてない！」と独立し「リアル版サザエさんのサブちゃん」と称する行商人に。

大分の「いいもの」を販売・紹介すると共に、県内に点在するさまざまな「いいもの」を、実は県民こそが「お取り寄せしていない」ことに着目。

「大分県内送料無料」で自分が「繋ぐ人」になって直接お届けするスタイルを確立し、ひたすらに人に喜んでもらうことを追求する「人が大好き」な行商人です。

シンプル・ストレート・アナログ・リアル 作り手の想いも届ける行商人「オフィスコマイヌ」の吉田さんは学生時代は「応援団」だった。
「ある意味で時代の流れとは逆行した活動に身を捧げていたことが、今の行商スタイルの始まりかもしれません。」

応援団というのは勝ち負けが無く、審査や点数もない、唯一のシンプルなルール「全力で叫ぶ」ということだけ。
炎天下の中で学ランを着て叫び続けるという、単純明快な活動にドップリだったそう。

この経験から現在の活動のキーワードである「シンプル」「ストレート」「アナログ」「リアル」に繋がっていると言います。

行商にたどり着くまで 社会人になってから色んな仕事をする中で、大きなマーケットも小さなマーケットも体験し、関わる人がなるべく少なく、お客さんとより近い関係の小さなマーケットのほうがやりがいを感じられることに気づいた吉田さん。

自分にはその距離感や立ち位置が合ってると考えた末に「自分でやるのが一番やりやすいだろう」と起業に至ったそうです。

とはいえ、「モノ作り」ができないのでとにかく「売る」ことを追求しようと問屋・イベント出店・営業代行・コンサルティング...等々さまざまな「売る」ことをやってみましたが、「これだ！」と思える業態には巡り会うことができませんでした。

小さく面白く 「自分らしい仕事」を模索する中で、もっと自身のキーワードである「シンプル」「ストレート」「アナログ」「リアル」に近い方法ができないものかと考えた時に思いついたのが現在の「行商」だったと言います。

「作る人」「売る人」「買う人」という至ってシンプルな関係性で成り立ち、自分のキーワードにもぴったり。

その時からオフィスコマイヌのスローガンを「小さく面白く」とし、「あなたのもとに駆けつけます！！」というイメージから行商店「コマイヌエクスプレス」が誕生しました。

自分に合った天職 個性的なロゴをつくったのは同じ大分の国東市で活躍している「よつめ染布舎」さん。
もともと彼のデザインが好きだったという吉田さん、その作品を仕入て販売する関係からはじまり行商をはじめるタイミングで依頼しつくってもらったお気に入り。

だからこそ自由度が高く、どこにだって行けるし、なんだって販売できるし、立地条件や天候等の外部要因に囚われない、自由なガチンコ勝負。
「ようやく自分に合った天職と出会うことができました。」と晴れやかに話す吉田さん。

大分へ移住 当初は出身地である大分県の名産品を、大阪など県外で販売していたそうですが、これももっとシンプルにできないか...と考え、大分へ移住。

大分の「いいもの」を県外で販売・紹介すると共に、県内に点在するさまざまな「いいもの」を、実は県民こそが「お取り寄せしない」ことに着目。
「大分県内送料無料」で自分が「繋ぐ人」になって直接お届けするスタイルを確立しました。

目指すはリアルサブちゃん 未だ世に広まっていない「いいモノ」を見つけては、商品に込められた想いも含めて届ける「リアル版サザエさんのサブちゃん」を体現し「『あなたから買いたい』と言われるようになりたい。」と話す吉田さん。

「モノだけじゃなく、『元気さ』とか『明るさ』も届けられるようになりたいですね。」

「近い将来、日本全国を行商で回りたい！　私の敬愛するプロレスラーの皆様のように、全国をサーキットして回りたいです！」

コロナが明けたら、あなたの街で会うことができるかもしれません。