クアトロガッツ
YOSHIDAKEについて簡単な自己紹介をお願いします。
YOSHIDAKE
夫婦で活動しているグラフィックデザインチーム[ YOSHIDAKE ]です。
2013年、京都の新町五条にある「つくるビル」にてスタートしました。
現在は滋賀の湖西にも拠点を置いて、子育てもしながらデザインとイラスト制作に携わっています。
クアトロガッツ
主にどういった創作活動をされています?
YOSHIDAKE
店舗や企業のロゴデザイン、サインなどの制作
販促に関わる印刷物(パンフレットやカード)の制作
雑誌のデザイン、イラスト制作
お菓子やアメニティ などのパッケージデザイン制作
ホテルなどのインテリアの壁面へのアートビジュアル制作
インテリア壁紙ブランドのディレクション
などを手掛けています。
クアトロガッツ
公式ウェブサイトに「吉田亮太デザイン事務所&よしだよしえいアトリエ」と書かれていますが、お二人で一緒にされることになった経緯などお聞かせいただけるでしょうか?
YOSHIDAKE
元々はふたりとも京都にある「エニアックインターナショナル」というデザインの会社で働いていました。
同じ仕事に取り掛かる際、そこで私(よしえい)の描いたデザインのラフスケッチをみて吉田(亮太)が「そのラフ(イラスト)がいいやん!」と言ったのがきっかけでイラストも描くようになりました。
結婚もして、フリーランスとして独立しようとしたのがほぼ同じタイミングで、それなら イラストとデザインでふたりでやっていこうかと。
自然な流れでそうなりました。
クアトロガッツ
ご夫婦でされていますが創作活動はどのような役割分担なのでしょうか?
YOSHIDAKE
吉田亮太がクライアントさんと話したり、方向性を決めたりするアートディレクションとデザイン担当。
よしだよしえいがイラストとデザインを担当しています。
クアトロガッツ
デザイナーを志したきっかけ。いつから創作するようになりましたか?
吉田亮太
前職の社長の元で、いろいろな仕事に関わっているうちに、人数が少なかったので、いつの間にか、なんでも自分たちで考え、つくるのが当たり前になってたのがきっかけだと思います。
よしだよしえい
短大を卒業する頃から身近にあった広告や雑誌のデザインに興味を持ち始めて、改めてグラフィックデザインの専門学校に入りました。
22才に制作会社に入り、そこから広告や誌面のデザインをするようになりました。
クアトロガッツ
デザイナーとしてデザインするときに大切にしていることやコンセプト、目指していることありますか?
YOSHIDAKE
私たち自身の「好き」「かっこいい」も大事にしてますが、それ以上にクライアントさんに「ずっと大事にしてもらえるか」を大切にしています。
私たちだけで作るのではなく、クライアントさんと、どうしてそれを売りたいのか、誰にどんなメッセージを送りたいのか、商品への想いや、世間話にいたるまで・・・。
いろんな話をして一緒にイメージを作り上げることを目指しています。
また、そのデザインを目にする人や購入する人に響いているか、その街に邪魔していないか、いい意味で馴染んでいるか、ということも大切にしています。
クアトロガッツ
今回の「猫と果実」のデザインについてお聞かせいただけるでしょうか?
YOSHIDAKE
猫と果実は美しいモチーフです。
それなのに、あるときは不細工だったり
すごく真面目な顔してるのになんだか笑えちゃったり、わがままな表情や存在感に元気をもらえたり・・・
猫と果実ってどこか共通するところがあるなぁと感じて、組み合わせてデザインしたいと思いました。
クアトロガッツ
デザインのモチーフとして動物や生き物が多いのが特徴的ですが理由などがございますか?
YOSHIDAKE
イラストを描き始めた当初、人がモチーフだと現実的になりすぎてうまくいかないなぁとなった時、もしこの人がニワトリだったら?もしこのお店の店長がワニだったら?・・・と
動物を擬人化したら、仕上がりもうまくいって反応もよかったので、動物や生き物を描くことが多くなったのだと思います。
クアトロガッツ
仕事を通じてこんな世の中にしたいという思いなどはございますか?
YOSHIDAKE
YOSHIDAKEは「笑って泣ける」をテーマにしています。
真面目すぎるなぁ、とっつきにくいなぁ〜と思えることも、デザインを通して、見てもらう人の心がちょっとほんわかするというか、グッとくるというか、、そんなデザインを作り続けていけたらいいなと思います。
クアトロガッツ
尊敬する人、好きな言葉や座右の銘はございますか?
吉田亮太
尊敬する人
写真家 ティム・ウォーカー
映画監督 ティム・バートン
クリエイティブディレクター 箭内道彦
お笑い芸人 おぎやはぎ
座右の目「依怙贔屓 えこひいき」
よしだよしえい
スウェーデンのデザイナー、オーレ・エクセルの「優れたデザインは経済効果をもたらす [ Design = Economy ]」という言葉に助けられています。
デザインに向き合う時、デザインって役に立つのかなぁ、、と悩む時。この言葉を思い出します。
「優れたデザイン」に至るまでは遠い道のりですが、微力でも世の中の誰かの役に立っている、100人のうち1人でも私たちの絵が好きだと言ってもらえる、
そんなふうに思えたときに希望が見えます。
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