知ることで世界は広がる

今日6/28日はプライドパレードのきかっけとなったストーンウォール反乱の日です。

ニューヨークにあるゲイバーストーンウォール。
そこで定期的に行われてた警察の踏み込み捜査に、なぜいつもなら黙って従っていた人々が、抵抗し負傷や逮捕者を出す暴動にまで発展したのか?

事件が起こる1週間ほど前の6月22日。自身もバイセクシュアルでもありゲイのアイコンとして絶大な人気を誇っていた女優ジュディ・ガーランドが急逝しました。

27日にストーンウォール近くの教会で葬儀が行われ、ジュディの死を悼む感傷的な雰囲気に包まれた28日の夜の店内。そこに現れた警官の無神経な手入れにとうとう人々の怒りは爆発しました。

ジュディ・ガーランドといえばオズの魔法使のドロシー役として有名になり、劇中で歌われる「Over the Rainbow 虹の彼方に」はプライドパレードでは欠かせないシンボルソングであり、レインボーフラッグもこの歌から着想を得たとされています。

権力による迫害に立ち向かう抵抗運動となったストーンウォール反乱の一周年を記念するデモ行進は今のプライドパレードにつながり、そこから6月はプライドマンスとして、世界中でLGBTQ+やマイノリティたちの権利や文化、コミュニティへの支持を示す政治・抗議運動などを含んださまざまなイベントが行われるひと月となりました。

そんな「プライドマンス」を記念してLGBTQ+をテーマにした小さいふ。LGBTQ+コミュニティの象徴でもある、すべての人が自分らしく生きられる多様性を表現したレインボーカラー。そこに浮かび上がる沢山の英文字はすべてLGBTQ+をテーマとした映画のタイトルが散りばめられていて、映画好きには嬉しいデザインです

今改めてオススメしたいLGBTQ+映画

デザインを手がけた、映画ライターもされている仲谷暢之さんによる、LGBTQ+の映画を紹介するコラム「テアトル虹」を1年間に渡って連載します。

毎月数本の映画をご紹介していただき、小さいふと映画を一緒に楽しみながらLGBTQ+の理解も深めていくというコンセプトです。小さいふと合わせてお楽しみください。

仲谷暢之
大阪生まれ。吉本興業から発行していた「マンスリーよしもと」の編集・ライティングを経て、ライター、編集者、イベント作家として関西を中心に活動。

小さいふ「Pride Movie」LGBTQ+