「不思議の国のアリス」をイメージし イタリアのミラノで創られた革を使った人気の「アリス ～黄金の午後～」
紫・オレンジ・黄色の鮮やかな彩色が魅力的です。
「すべては黄金の午後のこと」
不思議の国のアリスの本の巻頭詩は「All in the golden afternoon（すべては黄金の午後のこと・・・）」から始まります。
「黄金の午後（golden afternoon）」とは、1862年7月4日の昼下がりのこと。
その日、数学者でもあった不思議の国のアリスの原作者ルイス・キャロルは、勤めていた大学の学寮長の娘であるリデル3姉妹（長女ロリーナ・次女アリス・三女イーディス）と、友人ダックワースと共にアイシス川をボートでさかのぼるピクニックに出かけました。
その時、ルイス・キャロルは3姉妹からせがまれて即興で物語を作りました。そこで語った物語が「不思議の国のアリス」の原型となったのだそう。
キャロルにとってこの昼下がりは、輝くアイシス川と太陽に照らされた花々、そして胸をふくらませてお話を聞く子供達、まさに黄金に輝いているような魔法の時間であり、思い出であったのかもしれません。
思えば私たちの周りの自然も生命の神秘に満ちています。外に出て散歩してみれば色んな発見があるかもしれません。
