クアトロガッツの革の旅「栃木レザーができるまで LEATHER TRIP IN TOCHIGI LEATHER」(8)

水分を含んだ革はおよそ10日間自然乾燥されます。製品の一部はヌメ革として、この後計量、出荷されます。

「革の干し方です。まず革に麻ヒモを通し棒とつなげます。次にチャンチキと呼ぶ棒で持ち上吊っていきます。これもまた古典的なやり方ですが、革の大きさ、重さなどを実感出来ていいのです。日々、重さや持った感触での厚みの違い等を肌で感じ、次の工程の人達に伝えていきます。」

木造の建物の中でずっしりとした革がほされていきます。色艶があるのが見てわかります。前後左右に回転することを土木用語ではチャンチキというそうです。

昔に使っていたというこの機械。今も現役なのだそうですが、足で踏むと、左の車輪が回り、その力で真ん中のローラーが台の上を転がるように左右に大きく動きます。ローラーの下に革を挟むと、摩擦で銀面が磨かれて表面に光沢を出ます。昔ながらのこういう機械も残っていて今も動いています。

クアトロガッツスタッフの感想

「個人でレザークラフトをしているときから使っていた栃木レザーは思い入れの強い革。
古い機械も見せてもらい、昔はもっと手が掛かったことも知りました。製作風景を見れて貴重な経験ができました。」

“LEATHER TRIP IN TOCHIGI LEATHER”の動画版です。知られざる革の世界の旅。少しづつアップしていきたいと思います。

クアトロガッツの革の旅
「栃木レザーができるまでLEATHER TRIP IN TOCHIGI LEATHER」