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ケイコロール
テキスタイルデザイナー山元桂子がデザインする発色鮮やかで、型にとらわれない自由な動きを持った柄が特徴のケイコロール。
アパレルブランドなど別ブランドとのコラボも積極的。
発足は2016年ですが、その背景には夫の山元宏泰が代表を務める昭和5年(1930年)創業から衣裳をつくり続け有名映画や国民的ドラマの衣裳を手がけている山元染工場(やまもとせんこうじょう)の、型友禅の歴史と確かな技術がしっかりと息づいています。


クアトロガッツ

ケイコロールについて簡単な自己紹介をお願いします。

ケイコロール

2016年に発足したブランドで、「型友禅」という伝統技術を使ったオリジナルのテキスタイルをつくっています。

クアトロガッツ

主にどういった創作活動をされていますか

ケイコロール

山元染工場としての活動と、ケイコロールとしての活動があります。

山元染工場は京都では唯一、日本でも数件しかない「舞台衣裳専門」の染め工場です。
昭和5年の創業よりプロの方に向けた衣裳専門で、映画や、テレビドラマ、舞踊などに使われる「時代物和装」というジャンルで一着一着すべてオーダーメイドでつくっています。

ケイコロールとしては、山元染工場で使っている「型友禅」の技術を使った、オリジナルファブリックとテキスタイルのブランドです。





クアトロガッツ

90年以上の老舗ということですが山元染工場の歴史を聞かせていただけますか

山元宏泰

ここはわたし(山元宏泰)からお話させていただきます。
京都の壬生でもともとはおじいちゃんの代にはじまったのですが、当時としては先進的だった映画が大好きな人で、思い出すことといえば京都弁で「まあ聞きーな...」と言っては近くにいる人に自分の話を聞かせるのが好きな人でした。

それから父が跡を継いだのですが、病のせいで長くは続けることができず、そのあと母が工場を継いで現在まで続けてきました。

有名映画の衣裳や、現在では朝にやっている国民的ドラマの衣裳など「時代物和装」をつくってきましたが、普通に着用される着物とは違って貧しい役ならわざと汚しや擦れを入れたり、柄ひとつでも男柄・女柄だけでなく役の社会的ポジションなど作品の時代背景や役柄などを考慮して衣裳を一着づつつくり、日本の映画・舞台の歴史とともに歩んできました。




クアトロガッツ

山元染工場からケイコロールが生まれた経緯を聞かせていただけますか

ケイコロール

わたし(山元桂子)は嫁入りしてから仕事を覚えたのですが、これまでにつくり重ねてきた10万枚の型紙を使い「型友禅」という伝統技法で一着一着オーダーメイドでつくるので本当に驚くほどさまざまな衣裳・柄を目にしました。

白い生地を染めるとき、ケイコロールの染めは下書きをしません。生地や染料は、思い通りに使うことが難しい素材です。
思い通りに染めようとせず生地と染料と対話しながら重ねたりかすれさせたり、にじませたり、ずらしたりすると、今までの柄にはないリズム感やわくわくするような柄が生まれて「これだ」と思いました。

さまざまなブランドやメーカーとコラボすることもでき、これからもたくさんの人に見ていただきたいと思っています。

今回はケイコロールとクアトロガッツがコラボ!
小さいふ。ペケーニョを8柄発売します。


にじんだり、かすれたり、かさなったり、端正な和柄とは少し違う、デザイナーの息づかいまで伝わってくるような躍動感のあるテキスタイル。
あなたの相棒にいかがでしょうか。